タイヤへの窒素ガス充填は、レーシングカー・航空機の車輪・東京モノレール等に採用されており、その効果が認められています。
タイヤへの窒素ガス充填は、レーシングカー・航空機の車輪・東京モノレール等に採用されており、その効果が認められています。
●空気圧の安定化
空気の成分は窒素78%、酸素21%、アルゴン1%、二酸化炭素1%未満です。窒素は酸素よりもゴムの透過性が1/4なので、タイヤの空気圧の低下が少なく、今まで経時でタイヤの空気圧が低下していた問題がかなり解消されます。
又、窒素は酸素に比べて温度による膨張係数が小さいため、走行中の圧力変化も小さく、常にタイヤ内の圧力の安定化が期待、走行時の安全性の向上が期待出来ます。
●ホイールやタイヤの劣化防止
アル ミや 鉄の金属腐食は、酸素と水分の存在があるから起こります。窒素ガスは水分を含みにくく、更に酸素を除去することで腐食が起こりにくくなります。従って、窒 素充填によりタイヤに含まれるスチールワイヤーやアルミホイールの腐食が防止出来ます。また、タイヤの主成分であるゴムの酸化も防止出来るため、タイヤ内 面の劣化防止にも効果的です。
食料品等で窒素充填を行っているのは同様に酸化防止のためです。
●その他期待される利点
更に、窒素は酸素に比べて音の伝達速度が遅いため、ロードノイズの低減にも効果があると言われています。
又、不燃性ガスのため、事故などで炎上した場合にも燃焼の抑制が期待され安全性にも有利であると言われています。